ポピーのおもてなし

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こころがカラフルになる、ポピーおすすめの本や映画・音楽・絵画をご紹介します。
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美術界の研究者 スーラ

美術界の研究者 スーラ
点と絵。瞬間と時間。
〜幸せな人生の時間は、カラフルな瞬間の集まり〜

新緑の木漏れ日が鮮やかな5月。水辺の空気は透明で、そよ風が爽やか。芝生に座ると、勢い豊かな草の香りにフワッと包まれる……。
真っ先に心に浮かんだのが、スーラのこの絵でした。

『グランド・ジャット島の日曜日の午後』一目で心を爽やかで明るくしてくれるこの絵。何が私をそう思わせるのかなあ……?と、じ〜っと細部を見ると…ナンとビックリ!驚くことに、この絵は「点」だけで描かれているのです!
原色だけのカラフルな小さな点が、少しずつ大きさを変えて、たくさん、たくさん集まって絵になっています。すべて原色。見た人の目でミックスされるよう緻密に計算されていたのです。(“点描”と言います)しかも、全く同じ風景の絵が何枚もあって、どの絵もピタっと同じよう。人がいるか?いないか?の違いで、全く同じ場所で描かれています。

写メがない19世紀、スーラは、パリのこの公園に同じ時間、同じ場所に幾度も幾度も通い続けて、考えては、描き続けたのでしょう。2年以上かけて「点」をコツコツ、コツコツ….と描き続ける姿は、芸術家というより研究者のようです。
「“新”印象派」として当時、画家たちの尊敬を集めながらも人付き合いを嫌ったスーラは、風邪をこじらせ

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