11月は色々と、ポピー薬局では歯と健康についてお話ししています。
まあ、たくさんのご質問を頂きまして、
中でも断トツにイチバン多かったのは
「ボケないためには、どうしたらいい?」
というご質問でした。
認知症対策は、ご自分、ご家族、お友だちみなさんとても関心が高くていらっしゃいます。
ちなみに先月のテーマは「脳の活性化」がテーマでご一緒に学んできました。
脳の活性化するボタンがイチバン多く集まっているのは、
「口」なんです。
その次は「手」。
薬局では、ペンフィールドマップというのをお見せしてお話しました。
ちょっとギョッとする図なんですが、てんかんの医師が発見した図で
半円になったのが脳みそ。カラダのどのポイントが脳のどこに刺激されるかを
無理やり強引に絵にしたものです。
ほら、ほとんどが顔と手。
特に口は大きいですね。
口にはたくさん脳への刺激ポイントがあるんです!
なので
何かを記憶したいときは、書きながら、喋ったりしましょう!というお話をして
シナプソロジーをご一緒にして、アレコレと混乱しながら脳の活性化のお話をしてきました。
実はこの「口」への刺激、なんですが、
物をよく噛む事こそ、ダイレクトに脳へと刺激がビンビン行きます。
皆さんはどれくらい噛んでいますか?
例えば卑弥呼の時代は4000回、噛んでいたことがわかっています。
きっと豆とか固いものが多かったんですね。
鎌倉時代には500回くらいに落ちたそうです。
ものすごく粗食だったから、と言われています。
では、現代の皆さんはいかがだと思いますか?
う〜ん、やらかくてフッカフカ。
あまり意識した事はないと思いますが
これも毎日のクセ、習慣で将来に影響するかもしれませんから
一度、ご自身の自然な噛む回数が何回か、知っておきたい気がします。
最近は、糖質の多い柔らかい物が多いため、
流し込むように食事してしまう方が増えているそうです。
実際にはかるグッズもあります!
ハッピーカムカムといって街の歯医者さんが考案した機械。(5000円ほど)
よく噛むと、噛んだ数だけ脳が活性化しますから、ボケにくそうだと言われています。
実は、重度の介護状態で意識がない方であっても、
食事の時間の「前」に、お口をスポンジでツンツンとキレイにしてあげると、
脳波の覚醒レベルが、確実に上がる事が分かっていて、
意識がなくても、お口のケアって脳への刺激にとっては大切ですね。
皆さん、脳の活性化のためにも
よくなんども噛んで、歯みがきを是非がんばって頂きたい、と思います!